3歳・4歳児のトイトレ、トイレトレーニングで「壁」にぶち当たっていませんか?
トイトレが上手く進まず困っているママさんは多く、わたしもその一人でした。
わが家は幼稚園入園前の3歳でオムツ卒業はできましたが、スムーズにいかなかったことが3点ありました。
- トイレに行きたがらない
- 子どもが精神的ストレスを感じて不調になった
- うんちがトイレでできない
同じようなことで悩んでいませんか?
結論から言うと、トイトレを上手く進めるコツはこの3点です。
特に3つめは重要です!
息子は私からの注意でストレスを溜めてしまって、過剰にトイレに行くようになってしまったことがあります……。
この話は本記事でも紹介しています。
本記事では息子が当時3歳・4歳でトイトレが進まなかった筆者の体験談をもとに、トイトレ停滞期の対処法を紹介しています。
トイトレが進まない停滞期を上手く乗り越えたヒントを読んでみませんか?
なぜトイトレを嫌がるの?トイレに行きたがらないの?
トイトレを始めると必ずと言っていいほど「トイレに行きたがらない壁」にぶち当たります。
3歳・4歳児の子どもがトイトレを嫌がる理由はさまざま。
3歳・4歳であれば理由もちゃんと説明できるので、本人に聞いてみることも解決への近道になります!
まずはどんな理由で行きたがらないのか?を知ることが大切です。
トイトレ関連の雑誌や、本人が教えてくれた「トイレに行きたがらない理由」をまとめると、大きく分けると理由は3つ。
わが家で実践したカテゴリー別の解決策をご紹介します。
【トイレに行きたくない】子への対処法4つ
「なんでトイレに行きたくないの?」と聞いたところ、本人から「今行きたくないから」、「遊んでるから」という答えが頻繁に出てきました。
イヤイヤ……もじもじしてるじゃん、そろそろ出るでしょ!?
という場面が多かったので、わが家では本人の意見を尊重しつつ、そろそろ出るよね?というタイミングで誘導するようにしていました。
そんなわが家でおこなった対処法とコツを紹介します。
対処法①|オムツでしたい子への対処法
好きな柄の布パンツ、トレーニングパンツ(トレパン)を本人に選ばせて一緒に買うのが一番効果がありました。
自分が好きなキャラクターや柄のパンツを履けるのはウキウキするし、汚したくないという気持ちも出てくるようでした。
対処法②|イヤイヤ期&遊びを中断したくない子への対処法
本人にトイレに行く時間・タイミングを決めてもらうようにしていました。
「あと何分遊んだら行く?」、「このTVが終わったら行こうか?」というように声掛けしていました。
「そろそろトイレ行こうか?」よりも100%で行ってくれるわけではありませんが、本人がタイミングを決められるので約80%の確率で行ってくれることが多かったです。
3歳のイヤイヤ期に80%はかなりの勝率だと思っているのですが、どうでしょう!?
対処法③|トイレに行けたらすぐほめる
トイレに行けたら「すごい!トイレに行けたね!」と子どもが行くたびに褒めていました。
「トイレに行くこと=褒められる(ポジティブなこと)」と関連付けて、自ら行けるように促すためです。
トイレに連れていくまでが一苦労、行ってくれたら親としてもとっても嬉しいですよね!
出し惜しみせず「行けたねー!!」と褒めてあげると、どんどん成功体験が積み重なりトイレに行くことがポジティブなことへ変わっていきますよ。
対処法④|トイレに行くタイミングを決める
トイレに行くスケジュールを作り、トイレに行くクセ付けをしました。
必ず親も一緒に行くようにし、「みんな行くルールなんだ」と思わせるのがコツです。
※寝る前のトイレは早めに習慣づけておくと、夜のおねしょ対策に効いてきます!
【精神的ストレスを感じている】子への対処法
息子はトイレの失敗が続きわたしが注意したことが原因で精神的なストレスから、トイレに頻繁に行くようになってしまったことがあります。
トイトレが完了したと思った頃、息子が「おしっこでる」と5分おきにトイレに行きたがるようになったことがありました。
トイレに誘っても行かず漏れてしまう失敗が続き、わたしが注意したことが原因でストレスを感じ、頻繁にトイレに行くようになってしまったのです。(反省…)
幼稚園の先生に相談し、こどもが精神的ストレスを感じている時の進め方を教えてもらいましたので紹介します。
ストレス対策①|保育士さんオススメ・トイトレ絵本2冊
息子がストレスから5分おきのトイレが始まったときに、幼稚園の先生からオススメされた絵本を紹介します。
「失敗してもいいんだよ」、「失敗は悪いことじゃないよ!」と伝える2冊です。
①ぷくちゃんのすてきなパンツ
ちょっと古い本なので見つからない時は、「絵本ナビ」にあるかもしれません。
試し読みもできる絵本ナビ公式HP▶▶ぷくちゃんのすてきなぱんつぷくちゃんはトイレトレーニングを始めましたが失敗続き…
すると、ママが優しく「だいじょうぶ!新しいパンツまだあります」と新しいパンツを渡してくれます。
「失敗しても大丈夫!」、「失敗してもいいんだよ!」
子どもの心を傷つけずにトイトレを進める本で、私も好きな1冊です。
②おしっこちょっぴりもれたろう
ぼく、おしっこちょっぴりもれたろう。
おしっこをするまえかしたあとに、ちょっぴりもれちゃうから、いつもお母さんにおこられる。
でも、いいじゃないか。ちょっぴりなんだから。
楽天ブックス
大人気・ヨシタケ シンスケさんの作品です。
息子の失敗は「ちょっぴり」ではなく、「盛大」にもれたろうしていたので、なにか伝わるものがあればと思いこの絵本を購入しました。
「失敗してもいいんだよ」、「モレるのはキミ一人じゃないんだよ」失敗を笑って伝えられる絵本です。
今も寝る前に読む息子のお気に入りの1冊です。
ストレス対策②|濡れたらサッと取り換える
パンツが濡れたら「取り換えよっか!」とサッと気にせず取り換える!
わが家はコレができていなかったと反省……
「なんですぐに行かないの~!?」、必ずこのイヤな一言を言ってました……
アドバイスをいただいてからは、サッと取り換えることで息子のストレスも少しづつ減っていきました。
ストレス対策③|ママパパは怒らない
いつまで続くんだろう……と終わりが見えないトイトレにイライラしますよね。
その気持ちとってもよく分かります!
「仕方ないよね」、「練習中だからね」とママパパは自分のイライラと上手に付き合うことで、トイトレは上手く進んでいきます。
これは、子どもにイライラをぶつけてしまいトイトレが上手くいかなかった体験者からのアドバイスです。
ママパパ自身のストレスと上手に付き合い、親子でリラックスする時間を持つことがトイトレ成功への近道となります。
疲れてしまったら、お休みするのだって選択肢の一つです。
中断したりオムツへ戻ったりしているお家って、じつは多いんですよ。
ベネッセ 教育総合研究所より引用
「イライラして怒るママは悪だ!」と自分を責めてるママにぜひ読んで頂きたい本です。
わたしはイライラ限界MAXだったとき、この本を読みました。
「怒ること自体は悪いことではない」怒るのにはコツがあります。▼▼
【トイレが怖い】とイヤがる子への対処法4つ
うちの息子は「トイレに落ちそう」と言って、大人用トイレに座るのを怖がっていたことがあります。
わが家では「おまる→トイレ(補助便座)→大人用トイレ」へ移行するようにしました。
対処法①|おまるを使ってみる
「トイレに落ちそう」など、トイレ本体が怖い場合はおまるを使ってみましょう。
掃除は面倒ですがメリットは十分にあります。
足が地面につくおまるは「落ちる心配がない」、「うんちがふんばりやすい」ので子どもにとって排泄がしやすいんです♪
わが家で大活躍中のおまるちゃん▼▼
冬用、洗い替え用に子ども用の便座シートもあります▼▼
剝がさない子には、冬に座った時に冷たくないのであった方がオススメです。
息子はすぐ剥がしちゃうので、買っても使いませんでした……。
対処法②|補助便座をキャラクター物にしてみる
理由はなくなんとなく「トイレが怖い」そんな子には、好きなキャラクターの補助便座を用意して怖い気持ちを紛らわせてあげましょう。
例えばアンパンマンでメロディー付の補助便座なんてどうでしょう?▼▼
「怖いトイレ」も大好きなキャラクターに会える場所に変われば、気持ちもリラックスできるかもしれませんよ♪
対処法③|トイレの中を明るくする
「暗くて怖い」場合、トイレ内の電気や雰囲気を明るくしてあげるのも手です。
一般的にトイレは暖色系が多いので、白色系に変えると明るくなるので怖さも変わるかもしれません。
雰囲気を明るくしたいならガーラントなどを使って、トイレの中を飾るのもオススメです。
わが家は「ひらがなカルタ」に穴をあけて吊るして、お勉強も取りいれてみました。
こんなウォールステッカーもカワイイですね♪▼▼
対処法④|一緒にトイレの中に入る
わたしは息子が一人でできるようになるまでは、ずっと一緒に入ってました。
歌ったり、絵本の覚えている場面を声に出してみたり明るい雰囲気を作るようにしていました。
5歳になった今もウンチの時に呼ばれます……(そろそろ卒業なのでは?と思っているのですが)
トイレに一緒に入ることで息子もリラックスしている様子だったので、試しに一緒に入ってみるのはいかがでしょう?
トイレに行きたくない!そんな時に読む絵本
トイレに行きたがらない、そんな時に読んでいた「おトイレさん」でわが家は助けられました。
息子も私も大好きな絵本で、おトイレさんのダジャレを言いながらトイレに行くことがよくあります。
変なダジャレを言うおトイレさんが、まだトイレでできないキリンさんのトイレを助けるユーモアたっぷりの絵本。
「トイレに行きたくない!」そんなな時に、試しに読んであげると少しだけトイレ嫌いが治るかもしれません♪
おトイレデビューする子、どこにいるかな?
おトイレさんは、トイレをしたい子どもたちをこよなく愛する、ちょっと怪しげだけれども、優しくユーモアあふれるおトイレです。
良い子のみんなが元気に正しくおトイレを使ってくれると、ついついうれしくて、変なだじゃれをもらしちゃいますよ。
楽天ブックス引用
読むときのコツはママパパも楽しそうに、笑ったり、リズムをつけて読むことです!
ウンチがトイレでできない子への対処法
息子は3歳までウンチだけはトイレでできませんでした。
おまるでできる時もあるけど、なぜかオムツに履き替えてウンチをしていました。
トイレでなぜできないんだろう…と悩んでいる時に、うんちのトイトレ絵本を紹介してもらいウンチに関する絵本をよく読むようになってから、自然とトイレでできるようになったので紹介します。
絵本で対策①|おむつのなか、みせてみせて!
子供が喜ぶ「うんち」がいっぱい!世界20ヵ国以上で翻訳される絵本
知りたがりやのネズミくんは、みんなのおむつの中がどうなっているのか知りたくてたまらない!
おむつをめくる仕掛けを楽しみながら、ウサギはコロコロうんち、ウマは大きなまぁるいうんち……と、動物のうんちの違いを知ることができる絵本。
トイレトレーニングのはじめの一歩に。
楽天ブックス
即効性はありませんが、読み始めてから1か月ほどで「オムツ→おまる」でできるようになりました!
以前、家族旅行で育児相談も受けているペンションに泊まったことがあり、その時に紹介された絵本です。
同じように悩んでいた別のお客様に紹介したところ、「オムツでしなくなった!」と数名から連絡がきたそうでそれから紹介するようになったそうです。
仕掛け絵本になっていて、子どもがパタパタめくりながらお話は進んでいきます。
息子も楽しんで読んでいたので、自然と「ウンチはトイレでするもの」に変わっていったんだと思っています。
絵本で対策②|トイレのこと、おしえてあげる
こちらは紹介された本の第2弾です。
おまる→大人用トイレへの移行に悩んでいるかたへ向けた絵本です。
大人気しかけ絵本『おむつのなか、みせてみせて!』待望の第2弾!
前作より少し大きくなった、知りたがりやのネズミくん。
今作では、おともだちのトイレ(おまる)の中が気になって仕方ありません。
「どんなふうに、どこでトイレをしているのかな?」と、様々な動物たちのうんちを見てまわります。
幼児用トイレやおまるから、大人用トイレへの移行のきっかけに。
楽天ブックス
息子は第1弾の絵本でトイレへの移行まで済んだので、読んではいません。
おまる→大人用トイレへの移行を怖がっている子には、効果がある絵本ではないかと思います。
絵本で対策③|ひとりでうんちできるかな
少し幼い内容かもしれませんが、まだウンチについての絵本を読み聞かせしたことがない子へは1度読んでみてはいかがでしょうか?
他のシリーズもたくさんあり、目にしたことがあるかたは多いはず。
息子はこの絵本のシリーズが好きだったので、何回も読んでいました。
おむつからおまるへ、おまるからトイレへと、あかちゃんが幼児の仲間入りをするために必要な事がらを、しかけ絵本で楽しく学べます。
楽天ブックス
まとめ
子どもがトイトレを嫌がることはよくあることです。
まずは嫌がる理由を知ることが大切です。
嫌がる理由を理解し子どものストレスを減らすことで、オムツ卒業へうまく進むことができます。
トイトレが完了する平均的な時期は2歳半から3歳半くらいといわれています。
しかし、トイレトレーニングは子どもの心身の発達と関係しているのでオムツ卒業までのペースは一人ひとり違います。
親子でコミュニケーションをとりあい、子どものペースに合わせて進めることも大切です。
お互いにストレスを貯めすぎずに進めていくことが成功への近道です。
わが家のトイトレつまづきポイントから、トイトレが進まない時期の対策を紹介しました。